SNS時代に評価されるクリエーター像とは?「Shot on iPhone Challenge」の受賞作品がスゴすぎる。
iPoneのカメラはどんどん高性能に進化していて、iPhoneXでは、ポートレートモードまで搭載されました。
私はiPhoneXを使用していて、旅先では人に頼んで撮ってもらうことも多いのですが、ペルーで頼んでもボリビアで頼んでもタイで頼んでも、どの国の誰が撮影しても背景がぼやけたプロっぽい写真が撮れるようになり、テクノロジーの力の大きさを日々感じています。
さて、世の中をイノベートし続けているAppleですが、今年の1月22日から2月7日にかけて、「Shot on iPhone Challenge」というフォトコンテストを実施していました。
その名の通り、iPhoneで撮影された写真の中から優れたものを選出するコンテストで、Instagramで「#shotoniphone」と検索すれば、世界中からの応募作品をみることができます。
なんと世界中から687万もの応募が集まっているぅ!
その事実がもう、エモすぎます。
圧巻の受賞作品たち
下記の公式サイトで、10点の受賞作品が発表されました。
写真の下には各クリエイターのInstagramアカウントが明記されていたので、受賞作品以外にどのような写真を投稿されているのか等チェック。またそれを通して、「SNS時代に評価されるクリエーター像とは?」という問いの答えを探っていきたいと思います。
Alex Jiangさん
Blake Marvin さん
Darren Sohさん
Nikita Yaroshさん
Dina Alfasiさん
View this post on InstagramGo into your heart 💙 #whpunexpected #mydinstreetmoments #shotoniphone #vsco J4 #jj_forum_2502
Elizabeth Scarrottさん
Andrew Griswoldさん
Bernard Antolinさん
LieAdi Darmawanさん
Robert Glaserさん
残念ながら、受賞作品の投稿は削除されてしまったようです。
Instagramアカウントは見つかりましたので、私が素敵だと思った写真をここに引用させていただきます。
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SNS時代に評価されるクリエイター像とは?
継続することが大事
昔から「継続は力なり」と言われますが、この諺は、言葉の意味はそのまま現代でも生きているなと痛感します。
受賞された10名のInstagramアカウントを見てみましたが、「何件かだけ投稿しただけ」「最近ちょっとやっただけ」という人は、1人もいませんでした。
投稿数をみると、最も少ないのがAlex Jiangさんで78件、多いのがAndrew Griswoldさんでなんと2,494もの作品を投稿しておられます。少ないとはいえ、Alexさんの投稿は1投稿目から方向性が確立されているため、撮影自体は長い間やっておられるのではないかな、と想像します。
自分の軸を持っている
次に、どのクリエイターも、自分の軸を持っています。
モノクロ写真の人、子供の人、山の人、建物の人、なぜかひたすらにスポーツのコートをモチーフにした写真を投稿している人……。
軸の方向性は本当に様々ですが、「どんな写真を撮っている人ですか?」と聞かれたら、説明できそうだなと思う人ばかりです。
これは表現を換えれば、「継続は力なり」の一歩先に思考が進んでいる、 とも言えるかもしれません。もちろん何かの結果を出すために継続することは重要だし、継続することが成功の要因のひとつであることは間違いないでしょう。
しかし「継続は力なり」という言葉を盲信してただただ続けてさえいれば良い、というわけでもないですよね。
「どうやったらもっと綺麗な写真が撮れるだろうか」
「もっと自分の存在を感じてもらうためには、どのような写真を撮るべきなのか」
このように、魅力的な写真を撮るためにはどうすべきなのかということを、具体的に考え抜いた先に、「自分の軸」は見つかるのかもしれません。
フォロワー数・いいね数は関係ない
一方で、結果はフォロワーの人数にに比例するかというと、そうでもないようです。少ない人ではフォロワー800人台です。正直インフルエンサーというには、物足りない数字ですよね。
それでも著名な審査員の方々から写真を「評価」されている、687万という膨大な投稿数の中から見出してもらえているという事実から、何が見えるでしょうか?
最近ではフォロワー数を獲得することに至極の価値を見出している人もいるようです。
例えば今回のコンテストにおいても、「#shotoniphoneで検索したときに人気投稿に表示されるように戦略を立てなきゃ」と考えるもの間違いではないかもしれません。
しかし、それを実現するために、ハッシュタグをたくさん付けたり、色んな人の投稿にいいねを押して回ったり、それって果たしてどうなのよ。
まとめ
実態のないフォロワー集めに精を出すよりも、中身のあるコンテンツ作りに真摯に向き合うこと。
やはり人の心を動かすのは、突き動かされるような情熱というか、熱心さの有無、ということではないでしょうか。そこをないがしろにしてしまうと、他人から評価され、認められるまでの道のりは、厳しく険しいものになってしまうのかもしれませんね。